2020/05/08
あなたの肩の不快感の原因は?4つの原因と解消方法
肩の不快感は体の悩みの中で男女ともに上位に入るほど深刻なもの。あなたの肩の不快感の原因がわかればおのずと解消方法がわかってきます。今回は4つのタイプ別に分けてご紹介します。さて、あなたは何型に当てはまるでしょうか。
肩の不快感4つの原因
現代社会を生きる日本人の肩の不快・痛み・不具合には4つの原因が挙げられます。
1つめは運動不足。現代、当たり前のようにパソコンやスマートフォンが普及し運動する機会が自ずと減っています。また、働き過ぎと言われる日本人だからこそ、自分で運動の時間を作ることは、なかなか難しくなってきています。
しかし、運動不足になると肩回りの筋肉が活動する機会がなくなり、常に同一姿勢でいることによって筋肉が過度に緊張状態となり、凝り固まってしまうのです。また、パソコンやスマートフォンの普及は「姿勢不良」も引き起こします。これが2つ目の原因です。本来であれば人の脊椎はS字カーブを描いています。それが画面を凝視することで視線や頭が落ち、それを支えるために首から肩にかけての筋肉が頑張らなければならなくなっているのです。いわゆる猫背になってしまいがちなのです。
3つ目は「冷え性」です。女性に多いと思われがちですが、冷房の効いている室内で仕事をするサラリーマンの男性にも冷え性は多いとされています。冷えは末端だけでなく、より深部の内蔵の冷えも引き起こします。特に夏場は冷たい物を飲食し内臓を冷やす機会も多くなります。血流が滞り肩回りの血流も阻害されることにより肩こりが引き起こされるのです。
最後は、「ストレス」です。精神的なストレスは自分の体を守ろうとセンサーが働き、自然と体全体に力が入ってしまうのです。そのため、筋肉が過度に緊張状態となり、凝り固まってしまうのです。
肩の不快・不具合 解消のポイント
では肩こりを解消するために何をすべきなのでしょうか。
まずは頻繁に肩回りを動かすことです。最近話題の「肩甲骨はがし」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。肩甲骨には多くの筋肉が付着しており、その筋肉をいかにほぐすかというのがポイントになってきます。
常にパソコンやスマートフォンに釘付けになるのではなく頻繁に腕や首、特に肩甲骨を意識して動かすことが大切です。猫背になればそれだけ肩甲骨が外側に開いた形になります。
頭を起こして胸を張るようにし左右の肩甲骨を内側に寄せるようにイメージしましょう。また、肩甲骨を正しい位置に戻すためにお勧めなのがストレッチです。
やり方
このストレッチは、ストレッチポールを使用します。ストレッチポールがない場合は、ご家庭にあるクッションで代用できます。仰向けに横になります。ストレッチポールを左足のももの横に置きます。体を捻り右足のふくらはぎ部分をストレッチポールの上に乗せ、固定させます。両手を合わせたまま右手を前へスライドさせていきます。そのあと、胸を開くように半円を描きながら右腕を右側に戻します。これを互いに10回繰り返します。
少しの時間を見つけてこまめに動くことも大切ですし、しっかりとストレッチの時間を作り、精神的にもリラックスする時間を作ることも重要です。
自分に合った解消法を
また、肩こりは環境だけではなく食べ物による内的要因も関係します。温かいものを摂り、体を冷やさないようにすることも必要ですし、カリウムやミネラルが豊富な食べ物を選択し水分代謝を促してあげる必要もあります。具体的には、アボカドやバナナが食べやすいでしょう。
さらには寝ている際の枕は適切か寝方も意識してみてください。枕が高すぎると首が前に出た姿勢となり、枕が全くない状態でもきれいな頸椎のカーブを保てなくなってしまいます。
また、姿勢のみではなく、ストレス解消にも睡眠の質は大いに関係します。自分が最もリラックスできる寝方を見つけてみてください。
自分の肩の痛みに敏感になることも大切です。痛みが出てから自分で対処するのではあまり良くなりません。最も大切なことは「痛くなる前に」事前に予防することです。深呼吸をして自分がリラックスできる時間を作り痛みが辛くなってしまう前に自分の体を大事に労ってあげましょう。
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